VOICE TRAINING

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ボーカルスクールでのボイストレーニング

ボイストレーニング(ボイトレ)は、歌手やアナウンサーなど、声を出すことを仕事とする人たちが受けるものだという印象がありますが、現在では一般的になり、カラオケなど趣味で歌を楽しむ人たちにも広がっています。ボイストレーニングは、ボーカルスクールで受けることができます。

ボイストレーニングとは

ボイストレーニング

ボイストレーニングは、職業として声を使うプロフェッショナルのためのトレーニングと思われがちですが、最近では一般にも知られるようになり、特にアマチュアバンドのボーカリストや、趣味でカラオケを楽しんでいる人たちにはかなり広まっているようです。ボイストレーニングは、文字通り「発声」をトレーニングすることです。ただ声を出すのではなく、呼吸する方法、喉や舌の動かし方、発音に至るまでをトレーニングすること。これがボイストレーニングです。

ボイストレーニングのカバーする範囲は広いのですが、特に音楽関連のボイストレーニングでは、「発声法」とともに「音の響かせ方」を大切に考える傾向があるようです。

ボーカルスクールでのボイストレーニング

ボイストレーニング

ボーカルスクールには、さまざまな生徒さんがやってきます。カラオケがもっとうまくなりたい人、プロのボーカリストを目指している人がいれば、実際にプロのボーカリストもボイトレに訪れることもあります。また、音痴を克服するために一念発起してボーカルスクールを訪れるという人もいます。

このようにボーカルスクールに訪れる生徒さんは十人十色です。そのため、ボーカルスクールでは、ひと言でボイストレーニングとは言うものの、実はさまざまなカリキュラムを用意しているのです。今回はボイストレーニングを受けたことがない人のための初歩的なカリキュラムについてご紹介しましょう。

初歩的なボイトレカリキュラム

ボイストレーニング初心者向けのカリキュラムの主な内容をご紹介します。今回は、首都圏を中心に開校している音楽スクール「ベリーメリーミュージックスクール」のカリキュラムを参考にしています。

ボイスカウンセリング
ボイスカウンセリングは、生徒さんのことを講師が知るためのセッションです。人間の声には個性があります。人間、それぞれが特徴のある声を持っています。そして、その声は「声の質」「リズム感」「発声範囲」などの要素に分かれます。生徒さんそれぞれの個性を講師が把握。さらには音楽への思い、たとえば「趣味」なのか「プロ志向」なのか?また、好きなジャンルの音楽などを把握することで、どのようなレッスンプランが最適なのか見極める材料にします。
呼吸法
呼吸法を学ぶこと、身につけることは、歌を歌う上でひじょうに重要です。呼吸がうまくできないと、泳ぎ続けることはできませんが、歌を歌う場合も、それと同様のことが言えます。正しい呼吸法を身につけることは、歌唱の基本中の基本です。姿勢を正しく保ち、お腹の底から呼吸する、正しい腹式呼吸を身につけます。
発声
呼吸法を身につけたら、その呼吸法をベースにして声を出してみます。ただしゃべるように歌っていた人でも、腹式呼吸をベースにして声を出すと見違えるようになります。しかし、長年の癖になっている歌い方は、呼吸法を身につけたとは言え、最初はなかなか矯正することはできないかもしれません。しかし、その矯正方法や裏声で歌う方法などを学びながら、正しい発声方法を身につけます。
音程
カラオケに行くと、調子よく歌っていたとしても、一度音程が外れてしまうとなかなか元に戻せないという経験をしたことがある方はいませんか?得意な楽曲なら問題なくても、仲間とデュエットする時など、相手に合わせようとするとなぜか音程が外れてしまう。心配ありません。そんな悩みを持つ人は多いものです。

「音痴」などと言うことがありますが、「音痴」は精神的なことが原因になっていることが多いのです。ボーカルスクールでは、オリジナルのメソッドを通して、音を的確につかむ方法や精神面について学習します。
リズム
リズムは、実は音楽に限ったことではなく、言葉をしゃべる上でもひじょうに大切な要素です。リズムは音楽の構成要素としてももちろん、ひじょうに重要です。正しい音程をつかむことよりも、むしろリズム感をしっかりと身につけることの方が大切でしょう。このセクションでは、リズムをつかむ、リズムを感じることについて学び、それを歌唱に活かすことを目的としています。
表現方法
歌には言語同様、感情を伝えるための表現方法があります。言語では「抑揚」で感情を表現することが多くあります。実は日本語はこの「抑揚」については、他の多くの言語に劣る部分があります。多くの言語は、その強弱やイントネーションを使い分けてコミュニケーションをとりますが、日本語はフラットな音調がつづくことの多い言語です。多くの日本人が英語を苦手としていますが、その一因だとも言われています。

歌唱において「抑揚」をつけること。これは普段話している言葉と異なると思いがちですが、それは間違いです。私たちは会話の時に「表情」や「視線」などを使い分けていますよね?歌を歌うときもそういう要素が大切になるのです。
カリキュラム総まとめ
初歩的なボイストレーニングカリキュラム(カウンセリング・呼吸法・発声・音程・リズム・表現方法)の最後に当たるのが「総まとめ」となるセクションです。総まとめではこれまでの内容を反復すると同時に、これから先のトレーニングについても話し合いで決めていきます。

首都圏を中心に開講しているベリーメリーミュージックスクールでは、このような流れで初心者向けのボイストレーニングを実施しています。

ボーカルスクールはどんなところ?

ボイストレーニング

ボーカルスクールは、その言葉通りだと「歌手の学校」ということになりますが、どんな中身の学校なのでしょうか?

ボーカルスクールは「歌手の学校」に違いはありませんが、卓越した知識を持つ、たとえばプロのボーカリストが講師となり、呼吸法などの歌唱の基礎から、ライブやレコーディング等における知識や技術などの高度なレッスンまで、さまざまなレベルの人が学べる場所です。ボーカルの他にも、ギターなどの楽器を使った弾き語りなどをカリキュラムに用意しているスクールもあります。また、生徒が参加できるライブイベントを定期的に行っているスクールもあります。

ポリシーが大切

人それぞれ、いろいろな気持ちを持ってボーカルスクールに通う決心をします。

「歌がうまくなりたい」
「音痴を克服したい」

だからといって、ただ自宅の最寄りにあるボーカルスクールに通えばいいというわけではありません。近いことはいいことですが、やはりそのボーカルスクールが、ポリシーを持って教えているかどうかを見極めることは必要です。歌を歌うことは、自らを楽器として音楽を奏でることです。

プロの講師をそろえて、基本的なボイストレーニングを皮切りに、それぞれの生徒さんの目標や楽しみ方に沿ったカリキュラムをマンツーマンレッスンで行う。これは今回ご紹介したベリーメリーミュージックスクールのこだわりでもあります。

自らの声は、他の人とは違う個性あふれる楽器です。世界にひとつしかない声を活かして、本当の意味での歌い手を目指す。そんなボーカルスクールなら、それぞれの生徒が持つ、真の魅力を引きだしてくれるに違いありません。

ボイストレーニング(ボイトレ)・ボーカルスクールのベリーメリーミュージックスクール